歯肉は変わる!
初診時25歳男性の歯周病治療です。若い男性ですが歯石の沈着と歯肉の強い炎症があります。歯茎の中の歯石も含め除去し、ブラッシングも頑張っていただきました。
歯周病の治療はまずは診断が大切です。どこにどのくらいの歯周病の進行があるのか?それはレントゲンと歯周ポケットの検査で分かります。その後十分に患者さんにご理解をいただいて、根気よくとブラッシング(歯磨き)と歯石の掃除を行っていくのです。歯周病は生活習慣病ですので、継続してブラッシングをすることやたばこをやめるなどの生活習慣の改善が必要なので、患者さんが本当に治したいという気持ちになっていただく事が一番大切なのです。
歯周病は初期では歯茎から血が出る、口の中がネバネバする、口臭がするなどであり、痛みや咬めないなどの大きな症状がないので見過ごされやすいのです。歯がグラグラするまで放置すると歯を抜く事になるほど進行していますので、早めの治療が大切なのです。
これほどまでに歯周病の治療によって歯肉は変化します。術後の歯肉は誰がみても健康だと思うでしょう。歯を失うことなく、生涯自分の歯で食事ができる事はなにより喜ばれる事です。当院では10年以上通っていただいている患者さんが多く、年齢を重ねると「来ていてよかった」「歯には自身があるの」と有り難いお言葉をいただく事が多くなってきました。