治療よりも予防が大切です
歯医者には、「歯が痛くなってから行けばいい」と思っている方はいらっしゃいませんか? 確かに、歯科治療で虫歯や歯周病を治すことはできます。しかしいったん病気になってしまった歯は、治療によりダメージを受けており、再発リスクも高まっています。
削ったり抜いたりした歯は、決して再生することはありません。それどころか治療を繰り返すことで歯はどんどんもろくなっていき、最悪の場合、歯を失ってしまうこともあるのです。生涯にわたってご自分の歯で快適に過ごすためにも、予防処置で歯の健康を守ることが大切なのです。
こちらでは六本木交差点すぐの歯医者「六本木駅前歯科」の予防処置についてご説明します。当院には歯科衛生士が4名在籍し、年間のべ2000人以上の方の定期検診を行うことで、歯の健康維持に努めています。お口の健康のために、当院をどうぞご活用ください。
予防処置のメリット
歯科診療において、最近では「治療よりも予防」という考え方が一般的になっています。「どこも痛くないのに、歯医者に行くなんて……」と考えておられる方もいらっしゃると思いますが、実は痛くなってから歯医者へ行くよりも、痛くならないように歯医者へ定期的に通うほうが、たくさんのメリットがあるのです。
病気を早期発見できる!
虫歯や歯周病は早期発見&早期治療が鉄則の病気です。たとえば虫歯の場合、患部を削って埋める治療が一般的ですが、早期に発見できれば、歯を削ることなく、ブラッシングやフッ素塗布などで経過観察することにより治せます。
歯を削ったり抜いたりする治療を好む方はほとんどいらっしゃらないでしょう。だからこそ、年に数回の定期検診を行うことで、そのような治療に至る事態を避けることが大切なのです。治療を軽く済ませられるということは、身体的、経済的に患者様の負担を軽くすることへつながります。
お口の中がスッキリする!
「毎日ブラッシングをきちんとしているから、歯医者さんでのクリーニングなんて必要ない!」と思っている方。どんなに丁寧にブラッシングしていても、磨き残しは必ずあります。また歯垢(プラーク)がより落ちにくくなったバイオフィルムが一度形成されると、歯ブラシではとれなくなるので機械的なクリーニング(PMTC)が必要なのです。
歯科医院で定期的に歯のクリーニングを受けることで、病気の予防につながるだけでなく、お口がスッキリ、歯もツルツルになるので、その爽快さを実感いただけることでしょう。
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ブラッシング指導
お口の健康維持は、ブラッシングなどご自宅での口腔ケアが基本です。とはいえ毎日丁寧にブラッシングしているのに、虫歯や歯周病になってしまうことがあります。それは、虫歯の原因が解決されていないことが多いのです。
的確なブラッシング方法は、一人ひとりの歯並びやお口のかたち、磨き癖、毎日の生活習慣などによって異なります。また、歯垢がしっかり除去できると人気の電動歯ブラシですが、使用方法が正しくないと、歯肉にダメージを与えてしまうこともあるので注意が必要です。
当院では担当の歯科衛生士が患者様のお口の中を診て、毎日のブラッシング(磨き方・回数・時間など)が正しく行えているかどうか確認しています。磨き残している箇所や歯ブラシの毛先が届いていない箇所があれば指摘し、患者様に適したやり方でのブラッシング方法をアドバイスしています。
PMTC
PMTCとは「Professional Mechanical Tooth Cleaning」の略。歯科医師や歯科衛生などのプロフェッショナルが、専用の器械を使って行う歯のクリーニングです。毎日のブラッシングでは落としきれない歯のすき間の歯垢(プラークやバイオフィルム、歯石)などを徹底的に除去します。
クリーニング後は歯垢が一掃され、虫歯や歯周病予防につながります。さらに歯をツルツルに磨き上げることで、汚れの再付着を防ぐ効果も。またクリーニングによって、歯の表面に付着した着色汚れ(ステイン)を除去でき、歯の本来の白さを回復する効果も期待できます。さらに白くしたいという方は、ホワイトニング施術をおすすめします。
フッ素塗布
フッ素には、虫歯の原因菌の活動を弱め、歯から溶け出したカルシウムやリンの再石灰化を促す効果があります。また歯の表面のエナメル質と溶け込むと酸に溶けにくくなり(歯質強化)、虫歯にかかりにくくする働きが期待できます。
とくに生えたばかりの乳歯や生え替わったばかりの永久歯などは弱いので、虫歯予防のためのフッ素塗布が効果的です。成人の方でも、日常的にフッ素入り歯磨きを使用するのも効果的ですが、歯科医院では高濃度フッ素をクリーニング後に塗布するのでより効果的です。年に2~3回がおすすめです。
スケーリング・ルートプレーニング
スケーリング、ルートプレーニングでは歯や歯根の周囲に着いた歯垢や歯石を除去します。歯周ポケット奥深くにこびりついた歯垢や歯石は、「キュレット」という器具を用いて除去します。手用や超音波スケーラーがありますが、患者様に合わせて使用し、丁寧にザラついた歯面をなめらかに磨きあげ、歯肉が歯に付着することを目的としています。いわゆるクリーニングの一貫ともいえますが、歯垢や歯石のざらつきをとった後に特殊な研磨剤と回転器具を使って歯の表面をピカピカに仕上げていきます(PMTC)。